◆3月例会(第263回総合部会例会)
日時:3月11日(土) 15:15~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6217教室
発表:森 禎徳氏(東邦大学) 演題:「『オプジーボ問題』が投げかけるもの」
司会:岩倉 孝明氏(川崎市立看護短期大学)
要旨:
従来、日本の公的医療保険制度はすべての国民に最適水準の医療を提供し、しかも高額療養費制度などによって自己負担の上限を抑えることで、経済的理由により医療を受けられない事態を防ぐ役割を果たしてきた。しかし「オプジーボ」に代表される高額な新薬や先端医療の導入により財政が圧迫され、医療費抑制が求められるに至った。この文脈において、「費用対効果分析」に基づく医療給付制限が論点となる。
無駄な治療や過剰な投薬、高齢者への一律優遇措置を是正し医療費を適正化することは重要だが、費用対効果分析に基づく医療給付制限は大きな倫理的困難を伴う。なぜなら、費用対効果の不良な患者に対して医療給付制限を行う場合、その対象となるのは高齢者や障害者、難病患者などの「弱者」であるが、これは彼らの生存権を脅かし現在の公的医療保険制度の理念を覆すことを意味するからである。
費用対効果を取り入れて「低負担・低給付」の医療保険へと転換を図るべきか、それとも負担増を受け入れて「高負担・高給付」の実現を目指すべきか、日本の公的医療保険制度が取るべき選択肢はどちらか、ロールズやドゥオーキン、あるいはセンたちが示した社会保障制度の存在意義やその本来の目的に照らして考えたい。
業績:
「医学的無益性と障害新生児」『生命倫理』通巻27号、日本生命倫理学会、2016年
「プラシーボ対照試験の倫理的正当性」『医療と倫理』第10号、関東医学哲学・倫理学会、2016年
「障害新生児に対する治療差し控えの倫理的正当性」『医学哲学・医学倫理』第33号、日本医学哲学・倫理学会、2015年
「プラシーボ反応と現代医療」『生命倫理』通巻25号、日本生命倫理学会、2014年
「保管代替医療に対する規制と受容――『患者中心の医療』という観点から」『医学哲学・医学倫理』第31号、日本医学哲学・倫理学会、2013年
参加費:300円
◆1月例会(第262回総合部会例会)
日時:1月7日(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 61037教室(6号館1階)
発表:海野 まゆこ氏(看護師 放送大学学部生) 演題:「今考える、一般病床に起きている看護師業務の問題
- 多死時代を迎える病院の役割 - 」
司会:尾崎 恭一氏(東京薬科大学)
要旨:
多死時代を迎えた近年の医療の現場と、マスコミが発信する終末期や看取りケアの情報によるイメージには乖離があるように感じています。今回、医療に関する統計と医療者と患者側の意識調査を基盤として、社会が医療に求める役割と現在の医療の状況を再考します。この考察を踏まえ、実際に一般病床で展開される「患者の看取り」という事柄の、看護師の日常的な実務としてのあり方を思惟します。そこには医療者や患者が気づいていない側面が含まれているのではないかと窺われるところがあります。医療のなかでの「看取り」という事柄に「正しく気づく」ため、皆様と一緒に考えてみたいと思います。
業績:
1.第34回 日本看護学会 看護総合 口頭発表(グループ) 2003年7月
「褥瘡リスク患者の傾向 -褥瘡発生報告書および治療計画書から見たリスク患者-」
2.第41回 日本保健医療社会学会大会 口頭発表 2015年5月
「現代社会がハラスメントに及ぼす影響」
参加費:300円
◆12月例会(第261回総合部会例会)
日時:12月10日(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6217教室(6号館2階)
発表:瀬戸山 晃一氏(京都府立医科大学医学研究科) 演題:「医療と法と倫理~基本原理間の対立調整とパターナリズム論からの考察~」
司会:森 禎徳氏(東邦大学)
要旨:
医療現場の倫理的なジレンマへ向き合うとき、法的な原理や思考方法、司法や法的規制は、どのような意義や役割を担い、また限界や問題を有しているのであろうか。本報告では、生命倫理の4原則と法規制の4原理間の対立と調整の観点からこのテーマにアプローチする。患者や家族などの当事者の決断や判断及び医療者が直面する倫理的なジレンマ(原理間の対立)に対して、広い意味での法はどのように関係すべきであるのか。この問いに対して、胃瘻などの具体的な臨床上の事例に言及しながら、報告者がこれまで主に研究してきたパターナリズム論や行動経済学の洞察から検討したい。いくつかの問題提起をさせていただき、出席いただいた研究者の方々と一緒に考えてみたい。
業績:
1.「現代法におけるパターナリズムの概念~その現代的変遷と法理論的含意~」大阪大学法学会『阪大法学』第47巻第2号(1997年).
2.「法的パターナリズムと人間の合理性~行動心理学的「法と経済学」の反-反パターナリズム論~(1)(2完),大阪大学法学会『阪大法学』第51巻第3号4号(2001年).
3.「Privacy of Genetic Information」52 Osaka University Law Review, pp. 75-105 (2005).
4.「遺伝子情報例外主義論争が提起する問題~遺伝情報の特殊性とその他の医療情報との区別可能性と倫理的問題性~」甲斐克則(編)『遺伝情報と法政策』成文堂(2007年)所収.
5.「新型出生前診断技術の利用をめぐる倫理的懸念の考察」法政学会『法政論叢』第50巻2号(2014年).
参加費:300円
◆11月例会(第260回総合部会例会)
日時:11月12日(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6102教室(6号館1階)
発表:伊野 連氏(早稲田大学) 演題:「正岡子規における死生観 」
司会:島田 道子氏(鶴見大学)
要旨:
近代短歌・俳句のみならず、口語文の大成者としても評価される正岡子規(1967-1902)は、二十代初めに肺結核を発病し、数年後には菌が脊髄を侵す脊椎カリエス(結核性脊椎炎)のため、病臥を余儀無くされる晩年を送った。耐え難いほどの身体的・精神的苦痛にも拘らず、死のほんの僅か前まで執筆の日々を送り、創作し続けた。
いわゆる三大随筆『墨汁一滴』『仰臥漫録』『病牀六尺』をはじめ、彼の著作には随所に彼自身の死生観が綴られている。我々はそういったドキュメントから改めて生と死の意味を学ぶことができる。さらに在宅介護・疼痛ケア・安楽死等の生命医療倫理学の主要問題も数多く提起されている。
今回は特に子規が夏目漱石と清沢満之と結んだ交友に着目し、死生学的考察を試みたい。
業績:
『ドイツ近代哲学における藝術の形而上学』リベルタス出版、2012年
『現代美学の射程』三恵社、2015年
『哲学・倫理学の歴史』三恵社、2016年
『生命の倫理 入門篇』三恵社、2016年
『看護学生のために医療倫理』(盛永/長島編、共著)丸善出版、2012年
参加費:300円
◆10月例会(第259回総合部会例会)
日時:10月1(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 教室は未定
発表:勝山 貴美子氏(横浜市立大学) 演題:「『気づき』からはじまる臨床倫-倫理研修における看護師の事例からの考察- 」
司会:冲永 隆子氏(帝京大学総合教育センター)
演題:倫理とは「社会の中で生きる人間が、自然、社会、他者に対してスムーズにかかわることができる共通の規範や原理(黒崎剛:生命倫理の教科書 ミネルヴァ書房 2014)」と定義される。看護の倫理は、看護専門職であれば当然このように行動する、という看護専門職として共通する規範である倫理綱領に基づき、内的な自律によって映し出される。その行動を看護倫理に基づく行動と定義することができる。看護師は医療が高度・複雑化し、患者の権利意識が高くなる中で様々な倫理的な問題に直面している。大学における看護基礎教育はもちろん、臨床においても新人看護師から看護部長まで倫理研修を行う機会は増加している。本例会では、看護師から提出される事例を検討し、その問題と課題について検討したい。
業績:
・勝山貴美子(2014):看護職のチーム医療における協働意識と自律性―歴史的背景と調査結果からの考察― 医学哲学・医学倫理、第32号pp33-42
・Santaro Kobayashi, Ken Kato, Nakako Fujiwara, Makoto Miyaji, Hiroshi、 Amano, Mitio Naito, Kimiko Katuyama, Kazunobu Yamauchi.(2013):Comparative study of ethical problems on national board exams in Japan for healthcare professions – specific examples of physicians, pharmacists, and speech therapists
International Journal of Medical Science and Public Health 2013 2(3) 376-381
・Kimiko Katsuyama,Yuichi Kouyama, Yasushi Hirano, Kenji Mase, Ken Kato, Satoshi Mizuno, Kazunobu Yamauchi(2010) : Computer Analysis System of the Physician-Patient Consultation Process, International Journal of Health Care Quality Assurance, Vol .23 Issue 4 pp378 – 399
◆9月例会(第258回総合部会例会)
日時:9月3(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 1403教室(1号館4階)
発表:中澤 武氏(明海大学) 演題:「痛みの意味と当事者の言葉」
司会:小阪 康治氏 (郡山女子大学)
要旨:本発表では、慢性の痛み経験の主観的意味に注目しつつ、医療者-患者関係の非対称性に配慮した当事者理解の方法を考えたい。
病苦の中に在って痛みを経験している人にとっては、痛みは疑いを容れない現実である。一方、痛みを感じていない他人にとっては、苦痛を訴える人の経験は、どこまでも解釈を要する現象である。その際には、当事者の痛みの身体的・言語的表現を受けとめ、その意味の解釈をとおして病苦の経験に共感する開かれた姿勢が重要になる。
医療に求められる役割は、痛み現象の原因としての機能不全を特定し、これに介入して調整する生物医学の分野にとどまらない。むしろ、病者が痛み経験のただ中にあっても打ちひしがれてしまわないように、また当人が痛みの経験にみずから意味を与えて可能なかぎり平常の歩みを続け、生の統合態を持ちこたえられるように支援することが医療の本義である。そのために必要な当事者理解の方法論として、プロセス・コンサルティングによる対話モデルの応用を検討する。
主要業績:
① 「安全と納得とのあいだで:産科医療に関するインフォームド・コンセント再考の一視点」,『医療と倫理』第8号,p. 13~20,2009年.
②「概念史研究:その意義と限界」,『日本カント研究』第13号,p. 53~69,2012年.
③「感性的認識の学としてのエステティカ: 18世紀ドイツ啓蒙と美学の条件」,『大学と学問の再編成に向けて』(加藤泰史編,行路社刊),p. 247~271,2012年.
④「ニューロエンハンスメントの倫理問題:ドイツ脳神経倫理学の論点」,『北海道生命倫理研究』第4号,p. 33~40,2016年.
参加費:300円
◆7月例会(第257回総合部会例会)
日時:7月2(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6103教室(6号館1階)
発表:宮坂 道夫氏(新潟大学 大学院 保健学研究科) 演題:日本の臨床現場の現実と、それに適した臨床倫理の方法論の検討
司会:村松 聡氏(早稲田大学 文学学術院)
要旨:
臨床倫理は「理論と実践」や「原則と政治力学」等のパースペクティブ間のギャップが顕わになる現場であり、その間を往還する方法が不可欠である。演者は、医療系学生や医療従事者に対する教育や研修を行いつつ、臨床倫理の方法論を研究し、それらの成果を教科書『医療倫理学の方法』により臨床倫理の現場に還元しようとしてきた。現在改版の準備を進めている第3版では、ジョンセンらの四分割表を日本の臨床現場向けに修正したものと、ナラティヴ・アプローチを実践的に用いる方法とを新たに提案する予定である。本講演では臨床倫理全般にわたる演者の問題意識と、方法論研究の成果、実践的試みについて論じる。
主要業績:
①(単著)宮坂道夫:医療倫理学の方法 原則, 手順, ナラティヴ, 医学書院,2005年 / 2011年.
②(単著)宮坂道夫:ハンセン病 重監房の記録』, 集英社,2006年.
③(共著)Alexander Medcalf, Monica Saavedra, Magali Romero Sá, Sanjoy Bhattacharya eds. Leprosy: A Short History, Orient Blackswan, 2016, (pp.52-62, Michio Miyasaka: Leprosy in the Western Pacific and Japan)
④(共著)Meg Jensen, Margaretta Jolly eds. We shall bear witness: Life narratives and human rights. Wiscoinsin University Press, 2014, (Michio Miyasaka: Justice of Listening: Japanese Leprosy Segregation)
⑤(共著)Deborah Oughton, Sven Ove Hansson eds. Social and Ethical Aspects of Radiation Risk Management, Elsevier Science, 2013, (pp.177-195, Lessons from the Fukushima Daiichi Nuclear Disaster)
参加費:300円
◆6月例会(第256回総合部会例会)
日時:6月4(土) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6103教室(6号館1階)
発表:冲永 隆子氏(帝京大学総合教育センター) 演題:人生の最期をどう支えるか~「気づき」から始まるアドバンスケアプランニング
要旨:
本発表では、医学哲学・倫理学会が来年1月に主催する公開講座「『気づき』から始まる臨床倫理―治療方針をめぐるよりよい意思決定支援のために」の開催に向けて、アドバンスケアプランニング(ACP:事前ケア計画)の倫理的課題について検討する。
1990年代に入ってはじめて米国において、終末期の意思決定支援の一つであるACPが注目されるようになると、日本においてもその必要性が求められ実現に向けて検討されるようになった。本発表では、日本のACP研究の展望について、発表者が現在かかわる京都大学こころの未来研究センターにおける、終末期の生き方に関する講演会に参加した20-80代の男女1053人の一般市民を対象にした「ACP意識調査研究」の報告をもとに考察を行う。
最近の業績:
①冲永隆子「いのちをめぐるバイオエシックス―痛みの隠蔽に抗うために(特集 生命倫理の問い)」『宗教哲学研究』第31号、昭和堂、2014年、31-47頁。
②冲永隆子「生命倫理理論」塚田敬義・前田和彦編『生命倫理・医事法』、医療科学社、2015年、15-33頁。
③冲永隆子「終末期の意思決定支援に向けてのバイオエシックス」『帝京大学総合教育センター論集』7号、2015年、39-55頁。
④Takako Okinaga, “Bioethics for Decision Support on End-of-Life Care in Japan”, Teikyo Journal of Center for Fundamental Education, Vol.7, 2016, 3.pp.27-37.
⑤冲永隆子「病む人の『生の終焉』に寄り添うために~患者と家族の終末期の希望を実現するための倫理支援・ACP開発研究から(仮題)」『サイエンスとアートとして考える生と死のケア―第21回日本臨床死生学会大会の記録―』(日本臨床死生学会誌増刊号)エム・シー・ミューズ出版、2016年8月31日出版予定。
参加費:300円
◆5月例会(第255回総合部会例会)
日時:5月7(日) 15:00~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6103教室(6号館1階)
発表:小館貴幸氏(立正大学) 演題:死者の存在性について
司会:半田栄一氏(鶴見大学短期大学部)
要旨:
日本では2003年に年間死者が100万人を越え、2005年には年間の死者が出生者を上回るという「大量死の時代」に突入しており、もはや死をタブー視することはできない。昨今の終活ブームはその現れの一端といえよう。
かつてハイデガーは、現存在が「死への存在」であることを明らかにしたのであるが、私たちはそこに留まる存在ではなく、ここからさらに、死して「死者となりうる存在」でもあることを忘れてはならない。死者への気づきは、翻って「死すべき者」としての私たちの生のあり方にも少なからず影響を与えるのではなかろうか。そこで本発表では、「死者とはいかなる存在であるのか」ということについて、身体的意味の側面と人格的意味の側面から迫ってみたい。
研究業績:
①小館貴幸「「植物状態を生きる」ということ―カレン・アン・クィンランの「その後の物語を中心として―」、関東医学哲学・倫理学会『医療と倫理』第10号所収、2016年、44~53頁。
②小館貴幸「緩和ケアの意義」、『難病と在宅ケア』Vol.21 No.8所収、日本プランニングセンター、2015年、39~42頁。
③小館貴幸「死者とケア」、金井淑子・竹内聖一編『ケアの始まる場所 哲学・倫理学・社会学・教育学からの11章』所収、ナカニシヤ書店、2015年、146~168頁。
④小館貴幸「「生きる」を支える―難病介護という関わりの中から浮かび上がるもの―」、浅見昇吾編『死ぬ意味と生きる意味 ―難病の現場から見る終末期医療と命のあり方』所収、上智大学出版、2013年、135~170頁。
⑤関東医学哲学・倫理学会編『新版 医療倫理Q&A』、太陽出版、2013年。
参加費:300円
◆4月例会(第254回総合部会例会)
日時:4月10日(日) 16:45~18:00 会場:東洋大学 白山校舎 6102教室(6号館1階)
発表:森 禎徳 氏((総合部会長) 演題:2016年度の年間テーマ:生命・医療倫理における倫理的課題の「気づき」
司会:岩倉 孝明氏(川崎市立看護短期大学)
要旨:
2017年1月16日に医学哲学・倫理学会が主催する公開講座「『気づき』から始まる臨床倫理――治療方針をめぐるよりよい意思決定のために」が開催されます。この公開講座は、臨床現場において医師と患者・家族の間に生じる様々なジレンマや対立をどのように解決すべきか、という重要かつ喫緊の課題について、ジョンセンらの4分割法やナラティブなどさまざまな視点から考察を加える試みとなっています。
この公開講座の開催に向けて、先月の平山先生のご発表を皮切りに、今年度の総合部会ではパネリストによる発表が逐次行われる予定ですが、「倫理的課題の気づき」というテーマは臨床現場だけでなく、広く生命・医療倫理全般に適用しうる ものだと考えられます。そもそも哲学・倫理学の問いは、まず問題を発見すること、つまり私たちが生きている現実の社会において生起している事象のどこが問 題なのかに気づくことが出発点となるからであり、問題が存在していることに気づくことなく通り過ぎてしまえば、問題解決に向けた思考や取り組みは永遠に生まれえないからです。その意味で、生命・医療倫理の分野においても、どこに、どのような倫理的課題が生じているのかに「正しく気づく」ことが、課題の解決に向けて進むための不可欠の第一歩であると言えるでしょう。
そこで2016年度の総合部会は、「生命・医療倫理における倫理的課題の『気づき』」を年間テー
マとして掲げ、生命・医療倫理においてともすれば看過されたり、あるいはその重要性を過小評価されるなどしてきたさまざまな倫理的課題に改めて目を向けることで、より充実した議論の契機となるような場を設けていきたいと考えております。
参加費:300円